警報や注意報の調べ方

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朝、目覚めたとき注意報や警報が発表されていると通勤や通学の困難さが予想されて気が滅入りますよね。
お店を営業している方は客足の減少が気がかりでしょうし、野外作業の方々は身の安全が心配に。特に船に乗っている方はそのご家族も含めて心配されることでしょう。そこで今回は警報と注意報の違い、発令時刻の調べ方などについてまとめてみました。

警報と注意報の違い

日本は地域によって気象区分が異なるため、警報と注意報の数値的な基準は都道府県ごとに異なります。警報と注意報の違いについて気象庁の見解を簡潔にまとめると、注意報は「災害の恐れがある」、警報は「重大な災害の恐れがある」となります。気象庁には天候と災害発生の相関について長年の統計データがあり、各天文台が地元の状況に合わせて注意報と警報を使い分けています。




警報の発表と解除のタイミング

警報は地域ごとに発表・解除されます。発表しているのは市町村レベルの気象台です。
台風の際に多く見られる発表と解除の流れですが、台風到着の前に注意報が出され、接近中勢力が強まる見通しとなった場合、警報に格上げるケースが多いようです。
昨今ではインターネットの発達によって、一時間後の天気予報までいつでも確認できるようになりました。注意報がでていたら「この程度の雨風」と油断せず、1~2時間後の天候もチェックしてみてください。

大雨洪水警報について

大雨警報と洪水警報は予想される災害のパターンが異なるため別の警報です。大雨警報は浸水や土砂崩れなど、雨がやんでからも警戒が必要な警報となっています。洪水の場合、大雨だけではなく、長雨や雪解けなども原因に含まれます。河川の増水や氾濫が災害となります。どちらも雨がやんだ後も油断できないという点がポイントだと思います。

暴風警報の風の強さはどれくらい?

気象庁では風速25m/s以上を「暴風」、風速20~30m/sを「非常に強い風」と表現しています。気象庁では、暴風や非常に強い風の中では、通常速度での運転が困難で、落下物・飛来物などの恐れについても注意するよう呼びかけています。

台風警報という名称は存在しない

警報は天候がもたらす恐れのある災害によって分類されています。台風は気象状況の一般的な名称であり、災害は雨量や風量などそれぞれの要因によって引き起こされます。そのため警報の種類に『台風警報』という名称は存在しません。




特別警報とは

非常に大きな災害に対して、住民に迅速な避難をうながすため気象庁が創設しました。
特別警報は関係市町村に対する避難勧告も合わせて発令されているそうです。
特別警報には大雨・暴風・高潮・波浪・大雪・暴風雪の6種類があり、東日本大震災における大津波、伊勢湾台風の高潮、平成23年の台風第12号がもたらした豪雨などの災害クラスが特別警報に相当します。特別警報は関係市町村に対する避難勧告が発表されるレベルの危険な状況です。

警報・注意報の調べ方

警報や注意報は、まず最初に各の地元気象台が発表します。これらの発表はただちに気象庁防災情報データベースに反映され、インターネット、テレビニュース、ラジオなどのメディアを通じて一般に伝播していきます。
警報や注意報の情報は知りたいときすぐ判らないと心配です。スマートフォンでネット検索するのが最も手早いのではないでしょうか。
警報情報を知らせてくれるアプリに多く見られる機能としては、自分の住んでいる地域を登録して、該当地域で警報・注意報が発令されたら即座にお知らせメールが届いたり、アラートが鳴るように設定できたりします。
普段twitterをご利用の方なら災害情報アカウントを確認するのも有効な方法だと思います。

有名な警報情報アプリ

・『警報注意報 Free版』(iPhone・android)
・『気象警報チェッカー』(iPhone・android)
・『YhooJapan!防災速報』(iPhone・android)

気象庁公式サイト





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