甲子園球場は一年を通した綿密な日程表が作成され、運営されています。
ここでは甲子園のスケジュールについて語りたいと思います。
プロ野球の日程表
4月7日の阪神対巨人の開幕戦から9月24日最終日のDeNA戦までシーズン通しての日程表が組まれます。甲子園は阪神ファンの地元ですので、巨人戦は毎回「伝統の一戦」と銘打たれチケットは事前に完売することが多いです。
例えば、巨人戦チケットのアイビーシートやブリーズシートは開幕前に完売していました。7月7~9日分まですべて完売しています。基本的には発売と同時に完売と思っていいでしょう。
なお9月の巨人戦のスケジュールは9月12~14日で、チケットは、チケットぴあやローソンチケットで6月29日に販売されます。当然ながら良い席は行列待ちによって埋め尽くされます。
高校野球の試合の日程
甲子園球場は、阪神タイガースの誕生より古い1925年に学生に野球場を提供するために建てられました。そのため、高校野球の試合日程は、甲子園にとって最重要のイベントとなっています。
ところで「春の甲子園」「夏の甲子園」とよくいわれますが、両方の違いを知っていますか?
春の正式名称は「選抜高等学校野球大会」、夏の正式名称は「全国高等学校野球選手権大会」と運営団体が違うんです。
春は毎日新聞の主催、夏は朝日新聞の主催となっています。
高校野球の入場券(チケット)
毎年夏の暑い季節になると、甲子園中を埋め尽くす高校生やその家族たちの姿を試合の速報に合わせて拝むことになりますが、高校野球の際も入場料は必要です。けして無料ではありません。とは言え、中央特別席2000円、1塁3塁のアルプス自由席が600円、外野席は無料と低価格です。
甲子園チケットの発売場所は入場券発売窓口になりますが、当日券は早朝の長打の列の途中で売り切れになります。
高校野球は勝ち残り戦なので、前売り券は「本日の試合結果」の後、翌日分が売り出されます。
高校野球とプロ野球がバッティングしたら?
アマチュアの高校野球と大金をかけて営業しているプロ野球のスケジュールがかぶってしまったらどうなるか。実は1975年に高校野球の試合が延長戦が続き、プロ野球が中止されています。
甲子園は学生のための球場なので高校野球優先なのです。
阪神タイガースには甲子園以外にも京セラ・ドームもありますし。
甲子園球場で草野球
冬の甲子園の学生アメリカンフットボール日本一決定戦「毎日甲子園ボウル」が開催されますが、実は11月中旬から12月中旬までは一般に開放されています。つまり申し込みをすれば、甲子園で貸し切って草野球が可能なのです。
甲子園の使用料は、平日だと半日で40万円、丸一日貸し切りで80万円。土日祝日だと半日で60万円、丸一日で120万円とのことです。
高いように聞こえますが、草野球の場合、2チーム参加で合計30~40人にはなるでしょうから、割り勘すると一人頭1~2万円でプレイすることができます。
甲子園球場