NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)は、2016年から「高速道路リニューアルプロジェクト」という大規模更新、大規模修繕事業に着手しています。
高速道路リニューアルプロジェクトでは、老朽化した道路を最新技術で補修・補強する再施工のことで、性能強化に加えて長寿命化による中長期的なコストダウンが重要なテーマになっています。
この本体構造物のライフサイクルコスト最小化は性能向上の新しい視点と考えられます。
大規模更新・大規模修繕
本プロジェクトの重要事項に「大規模更新・大規模修繕」があります。大規模更新とは古くなった道路の構造物を再施工することにより、新品と同等かそれ以上の性能を確保することで機能維持に加え可能な限りの性能強化も図られます。
大規模修繕とは古い構造物を最新の技術で補修することで、機能を回復するとともに長寿命化を図ることです。
メインとなる工事は、橋梁やトンネルやグラウンドアンカーなどです。グラウンドアンカーとは切土からの土砂流れを防ぐコンクリートの斜面のことです。
こうしたインフラ長寿命化計画は2017年春から2030年までを目処に中期的に実施されています。
高速道路工事の情報
トンネルや橋の修繕作業が発生する期間は、終日車両規制が発生します。こうした工事は、交通事故や自然渋滞と異なり、事前に日程が決まっていますので事前の情報収集で足止めを回避できます。
ラジオのトラフィックインフォメーションでも情報は流れていますが、聞き逃すことも多いと思いますので、お出かけ前に日本道路交通情報センター(JARTIC)のサイトを眺めておくことをおすすめします。
中央自動車道の集中工事
2017年5月15日から19日まで、5月22日から26日までの期間、高井戸ICから八王子ICまでの区間で上下線昼夜連続車線規制を伴う集中工事が行われました。工事は日程通り行われ、予定通り終了しています。
東名高速道路の集中工事
東名高速は交通量が多いため、毎年、東名集中工事が実施されています。2017年については6月10日に東名神・名二環リフレッシュ工事が予定通り完了しています。
伊勢湾岸道の渋滞・通行止め
伊勢湾岸道は開通当初は交通量が少なかったですが、渋滞緩和の迂回ルートとしてシフトが続いてきました。そのため、現在の交通量は非常に多くなっています。朝夕や土日祝日には四日市JCTからの渋滞が伊勢湾岸道まで伸びてくることがあります。
伊勢湾岸道の直近の集中工事は昨年11月12月に行われました。
高速道路リニューアルプロジェクト