お礼状の書き方(心構えと例文の利用法)

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お礼状は、例文を調べて書くことも重要ですが、もっとも大切なのは時期を過ぎないことです。
何かしていただいたら、翌日中にはお礼状を投函したいところです。なお、急ぎの場合は手渡しでも失礼には当たりません。

すぐ手紙を書けないときは電話で

お礼状は早いほど、感謝の気持ちが伝わりやすくなると心得ておきましょう。
相手も自分の行為がこちらに伝わっているか不安かも知れません。
どうしても手紙を書く時間が取れない場合は先に電話でお礼を述べたほうがよいでしょう。
目上の方に対しての場合、個人的にはメールより電話のほうが印象はよいと思います。




例文を丸写ししない

お礼状を普段から書き慣れている方というは、あまりいないと思いますので、例文を丸写ししたような固く味気ない文面になるのはある意味仕方ありません。最初の一行目や書き出し方の参考にするため、インターネットで例文集をあたるのはよいアイディアだと思います。
お礼状には追伸とか本件と直接関係の話は一切不要です。インターネットで「お礼状+例文」と検索して出てきた例文に、丁寧語で一行、自分なりの感謝の言葉を添えるだけでも失礼に当たらないお礼状として送ることができます。

結婚祝いに対するお礼状

内祝いや友達に結婚を祝福してもらった場合など親しい相手へのお礼状は、受け取った相手がきちんと目を通してくれます。そのため、例文と慣用表現をつなげた文章を書くより、自分の感謝の気持ちを「どううれしかった」率直かつ丁寧な口調で書くほうが良い印象を抱いてもらえます。
お礼状は個人に対してお出しするものなので、自分たちにしか解らない内輪の内容であっても構いません。
目上の方へのお礼状で書く内容に詰まったら、夫婦円満の秘訣を教わることが多いですので、その事例について「大変参考になりましたので、今後に役立てさせていただきます」とお礼に加えておいてもよいでしょう。

頂き物(お中元・お歳暮・お祝い品)に対するお礼状

「このたびは素敵なお品を頂戴しありがとうございました」
「思いがけず結構なお品をいただき感謝いたしております」など。
上記の例文を参考に書き出すとよいでしょう。
二行目からは、頂き物自体についての褒め言葉を並べます。
気取ったり、丁寧になりすぎたりしなくて結構です。
どのように使っているのか、いつ食べて味はどうだったかなど、具体的に書いたほうが相手に気持ちが伝わりやすいです。
また、感想を述べる際には送り主が喜ぶような表現を過剰でない程度に挟むことができれば言うことはありません。
たとえば、「センスの良さを感じた」「かねてより欲していた(食してみたかった)」「さっそく飾る場所を用意した」などを参考にしてみてください。




香典返しにお礼状は?

一般的に香典返しにお礼状は送らないものとされています。
どなたから受け取った場合でも受け取りを連絡する必要がないとされているのが冠婚葬祭のマナーです。
とは言え、お世話になった方のような特に気になる相手には、電話をかけて一言お礼を申しあげるとよいでしょう。
「先日は志のお品物をいただきまして、お心づかいに感謝しております」くらいが固すぎず砕けすぎず無難ではないでしょうか。

ビジネスのお礼状

ビジネスメールや面接に対するお礼は早ければ早いほど印象に残っているうちに読んでもらえます。
ビジネスのお礼状は簡素が一番です。10秒以内に内容がわかることが理想的です。
相手も仕事中に読む物ですので、前回お世話になった内容で一番印象に残っていること一点に内容を絞って、どのようにご恩返しできるか提案する形で書きましょう。先方に今後の関係について想像する余地を与えやすくなります。
ビジネスの文章は、常に相手にメリットを提案することを念頭に置いてください。たとえお礼状であってもそこは変わりません。

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